マスパーティの素数大富豪大会ジュニアの部決勝戦では何が起こっていたのか
どうも、そろそろ高校生最強を名乗っていいんじゃないでしょうか。 tatyamです。
マスパーティの素数大富豪大会ジュニアの部で優勝してきました。
決勝戦の様子
https://youtu.be/6yPdf4RjZSk?t=34731
今回は、決勝戦の3試合を詳しく解説したいと思います。
1試合目
じゃんけんに勝って奇数試合目の先行になる。
t : (2357899TJQK)
TJQKと2桁が4枚揃った良い手札。 知っていれば 9923 → KTQJ → 857 などで組みきることができる。
た : (6678899TQQK)
若干偏った手札。 何枚か引いて偏りを解消するのがよさそう。
t : 2357
KTQJを切り札にして4枚出しから始める。 残りの 899 は 29 で割れることが分かったがとりあえず出す。 実は 325X が4つ子なのだが、見栄え重視で 2357 を選んだ。
た : D(5) %
ここはなにか出しておきたかった。
t : D(4) 8T49
989 も 23 で割れることが分かっていたが、パスしてくれたので、おそらく返せないだろう4枚出しをする。 8T4X は"八頭身"4つ子である。
た : %
t : QK
残る (9JQK) は3の倍数だったが、パスしてくれたので、さすがに合成数出しはこないやろ!wとみて QK を出す。
た : %
合成数出しをしようにも3枚以上足りないのでどうしようもない。
t : 9J#
ここまで5分
2試合目
た : (15789TQQKKX)
57, ジョーカー, 2桁のある強い手札。
t : (1236689TJJK)
(4枚出し以下がメインの私には)微妙な手札に見える。 5枚出しでは 8JJTK などがある。
た : QK
初手 QK の強気の1手。 89 → QK , T1 → QK で1桁を減らしたほうがよかったかと思う。
t : D(J) KT, P(1K)
初手 QK なので相手の手札が強いことを想定して、手札を補強する。
た : 57[GC]
グロタンカットは後でよかったと思う。 グロタンカットを後回しにすることは、手札情報を減らす意味と選択肢を増やす意味がある。
た : QK
2連続 QK。 やばそう。
t : D(T) KT, P(26)
実はもう KK = 13 * T1 が揃っているのだが、引いた後に気が付いた。
た : T9
t : D(X) KK = 13 * T1
Kは4枚見えているのに強気の手札だったことから、JOKERを持っていると予想。 合成数出しで返す。
ここで手札を再確認
t : (26689TJJJX)
偏りがあって組みにくいて手札。
た : (18X)
t : D(1) 8629
偶数消費型で手札を減らす。*1 "ハム肉"の語呂合わせがある。
た : D(7) 87X1|X=1, P(489Q)
これが素数であれば勝ちだったが、8711 = 31 * 281 と割れてしまう。 9871などが素数になる。
t : D(4) 641
偶数消費型で手札を減らす。 JJJ が使いづらそうだったので3枚出しにしたが、今考えるとJKJJがある。
た : 881
でこぽんさんから聞いたという"ヤバい"3つ子 (881, 883, 887)
t : 2TJ
KJJ を切り札にして 36 + ドロー で上がりたい形
た : D(4) 9QX|X=K
91213 = 53 * 1721 3枚5桁の最大が 8TK であることを知っていればこれは防げる。 ここで残り5分のコール。
t : 3J
準決勝の15分打ち切りが若干トラウマになっていたので最後に素数を組めるように手札をそろえていくことにした。 D(4) → KJJ → 643 の方が良かった。
た : 8J
最後に向けて手札を減らす。
t : D(4)%
まだ何ターンかあるのでドローして様子を見る。
た : Q7
使いづらいQを消費。
t : D(T) 6X|X=K
残りの手札を考えると、JOKERを消費して 6K → 4TJ がよさそう。 若干の遅延行為で時間調整をする。
た : D(3)QX|X=K
残り1分のコールがあり、 残りの (3449) で組める素数を探し、ギリギリまで使って QK を出す。
ここで15分打ち切り
t : 4TJ
た : 4349
たけのこさんも素数を出したが、素数の大きさで私の勝ちとなった。 ちなみに並べ替え最大は 4943。
ここまで24分
3試合目
t : (2333456899T)
2桁の少ない厳しい手札。 決勝が終わってしまう前になにか良い素数を出せないかと探すと 99824 353 を発見する。
た : (11678TJJJQK)
2桁が6枚もある強い手札。 しかし n枚2n桁 などを覚えていないとなかなか活かすのは難しい。
t : D(4) 998244353*2
ここで4を引いてきて「まじ?」とか言ってる。 残りは (36T)、 1063 を判定するが 19 あたりで割れてしまい「なるほど」とか言ってる。
た : KQJJJT861, P(2567789QK)
9枚出しにチャレンジするも、 131211111110861 = 239 * 7321 * 74989819
t : T63#
6103 は 17 で 割れてしまうが、1063 はどこかでみた気がするのでもう一度計算すると、29まで割れないことがわかる。 T63を出して試合終了。
ここまで32分、3勝で私の優勝となった。 winning prime は 1063。
感想
ジュニアの部を開いていただき ☆.。・:+(゚∀゚感謝・感激・雨嵐;;;゚д゚)i||i||||i||i
最後に 998244353 を出せたのは本当にうれしい。
MathPowerルールは1つ見所ができるというのは面白いが、試合時間によってプレイが制限される感じがあった。 持ち時間制の方が好き。